服をたくさん買っている人たちが、服を買う時に発した共通の言葉。
- 衝動買いすることを肯定してくれる、甘いささやき。
- 「着なかったら、パジャマに(部屋着に)しちゃえばいいじゃない。」
- 「せっかく買い物に来たのに、買わないともったいない!」
- 「ちょっと痩せればそのサイズでもいけるよ!」
- まとめ
衝動買いすることを肯定してくれる、甘いささやき。
独身のころに友人たちとデパートへショッピングに行った時のことです。
服をたくさん持っている友人たちが、同じことを言っているのに気がつきました。
今でこそ服へのこだわりがあって、気軽にウィンドウショッピングで買えないような自分になってしまいましたが、昔は違いました。
女友達とキャッキャウフフで服を選ぶことがとても楽しかったのです。
それでも他の子より私は買うことに慎重で、優柔不断で。買う数も、服の数も少なかったのです。
「この服買おうかなぁ、迷うくらいならやめようかなぁ。」
そうやって服を買うのを迷っていると、その友人たちは甘いささやきをするのです。
「着なかったら、パジャマに(部屋着に)しちゃえばいいじゃない。」
私はそれを聞いて、
「いやこんなモフモフのニット着て寝られないよ。(笑)」
と思ったのですが、もう一人の友人も似たようなニットを手に持って悩んでいて、その友人は
「パジャマにしたらいいじゃん。」
を素直に受け取り、
「そうだ似合わなかったらパジャマにしよーっと。」
と購入していました。
パジャマにしたらいいと言っていた友人も、その店で「着なかったらパジャマにするー。」と、パジャマにならなさそうな服を買っていました。
その後、この2人がこの時買った服を着ている姿を一度も見ていません。
「せっかく買い物に来たのに、買わないともったいない!」
ある友人は私のように優柔不断で、一緒に買い物に行っても、悩んだ挙句に買わない、なんてことがよくあります。(私もあります)
それを見ていた他の友人が
「せっかく来たのに買わないと、買い物に来た時間がもったいないじゃん!来た意味ないし!」
と、言いました。
そうか、そういう考え方もあるのか。
影響を受けやすい私は一瞬納得しかけましたが、いやまてよ?ここで中途半端な気持ちで、せっかく来たのだから何か買わないと!という気持ちで買い物をしてしまうと、それこそお金ももったいないし、その結果、もったいないものを買ってしまった時間すら無駄に感じてしまうんじゃあないのかな?と思い直しました。
その服、「いやげもの」になっていませんか?
そういえば。みうらじゅんさんの「いやげもの」という本を昔読んだことがあります。
いやげものとは。・・・みうらじゅんさんの考えた造語で、主に舞い上がっているときに買ってしまう残念なお土産のこと。嫌な土産物、略して「いやげもの」です。
「せっかく来たのに買わないともったいない!」
こういう気持ちで買い物をすると、結構とんでもないものを買ってきたりします。 このいやげものは土産物のことですが、服を買うときにもよく起こることではないかと思っています。
服となると着られないし、誰かにあげようにも断られてしまうようなものを買ってしまったり・・・。
結果、タンスの肥やしになってしまうのです。私も雰囲気にのまれやすいので、やったことがあります。 (今や服は慎重に買いますが、いやげものは結構買ってしまいます、興奮冷めやらぬうちに人にあげてしまうので、気付いていない時もきっとあります、私からいやげものを受け取ったことがある方ごめんなさい、多分またきっと買ってきます。)
「ちょっと痩せればそのサイズでもいけるよ!」
これは、セールでワンサイズしかなかった時に聞く言葉です。
「ちょっと痩せれば着られるよ」の言葉に潜む落とし穴
この服が着れるくらいに痩せれば、今着ているジャストサイズの服がぶかぶかで着られなくなるということ。
一瞬で体型が変わることはないので、体型が変わるまでその服はタンスの肥やしでいつづけること。
その服が着られるようになったとしても、その頃にはときめきが薄れて、流行も去っている可能性があること。
まとめ
このような言葉を言っている友人たちの家に行くと、クローゼットから服があふれて服の山ができていたり、ものが多くて引っ越しの時にえらい目にあったと言っていたりしたので、やっぱり服を多く持っているようです。
優柔不断で買うのを迷って結局買わなかった友人の家は、服の気配がありませんでした。
服の数が多いと、だいたい他の持ち物ももれなく多かったりします。
2番目の言葉、「せっかく来たのに買わないともったいない!」は、実は私も思ってしまいます。 田舎に住んでいるから滅多に買い物に行けないので、最寄りのイオンモール(車で3時間先)なんて行った日には、かなり思います。
そして、実際に買ってしまうこともあります。
今回このブログを書きながら、自分の無駄遣いの原因の一部を知ることができました。