自給自足系ミニマリスト

物を少なくしたら暮らしやすくなりました。物の選び方、手放す方法などかいています。

子供の頃の写真は誰のもの?小さい頃のアルバムを親子で手放しました。

子供の写真は子供のものだと思っていた母。

「あなたの小さい時の写真がいっぱいあるから、あなたの部屋に置いておくわね。」

母から、大量のアルバムを渡されました。畳1畳分ほどもある、私の写真が入った巨大アルバムたち。

私の部屋には本棚がごくごく小さい物しかありません。昔の学習机の上に取り付けられた、ガラス戸の本棚。そのうちの2分の1が、私の本棚です。
そこには読書好きの私が厳選した本が入っており、今はいっぱいの状態です。それに、どうあがいても面積の問題で、その小さな本棚に巨大アルバムはどうあがいても入らないのです。

もしも私がこのアルバムたちを全て引き継ぐとなると、ただでさえ狭いスペースで暮らしているのに、収納を増やせば部屋の面積は、もっと小さくなってしまいます。
子供がアンパンマンの車を乗り回せる、そのくらいに何も置かない部屋でありたいのに。子供が安全にのびのびと遊べる部屋を保つ、というのが今、最も重要な私の任務です。

こんなことを私は瞬時に考えて、やはり部屋にアルバムを残しておくことは無理だ、と考えました。だから私は母に、
「わかった、じゃあこのアルバムは捨てておくねー。」
といいました。

「え!?」と母はびっくりしていました。(人によっぽどの道理に反したこと以外は、あれをやるなこれをやるなと批判しないようにしている母なので、捨てるなとは言いませんでした。)

せっかく撮ってくれていた写真を捨てる、と言ってしまったのはひどかったかな、と思いましたが、量が尋常ではなかったのです。

お姉ちゃんのアルバムばっかり多くてずるい。

私は長女です。初めての子供はアルバムが多い、というのはよく聞きますが、うちの場合もそうです。 巨大アルバムが、私は20冊以上、弟は10冊程度、妹は5冊くらいでした。 小さい頃から弟や妹に、アルバムが多いことを「いいよねお姉ちゃんは、お姉ちゃんばっかりずるい!」なんて言われてきました。

個人の写真なので、「じゃあお姉ちゃんはいらないから分けてあげる。」ともできず。 「私は欲しくないんだけどな。」なんて思ってしまい、欲しくないのに責められて、納得のいかない思いをしていました。

子供の写真は親のものだと思っていた私。

私にも子供がいるので、そりゃあもう毎日のように写真を撮っています。 でも、この写真が子供のもので、将来全て託そうと思ったことは一度もありません。もちろん、欲しいといえば渡すつもりです。

母と私、兄弟たち。それぞれに必要な写真だけ抜き取って、みんなでアルバムを手放しました。

結局、私の部屋には小さな箱一箱分だけの写真を残して、ほとんどの写真をアルバムごと手放しました。

母も私が抜き取ったあと、何枚か抜き取ったようです。母がどんな写真を抜き取ったのか私は見ていません。

写真のほとんどを捨ててしまった理由に、思い入れのある写真が少なかった、というのもあります。

知らない(覚えていない)人と撮った写真もいっぱいあります。 とりあえず行事だし撮っておこう、というような写真もあります。そういう写真は抜き取りませんでした。

わたしがとっておいた写真は、どれも父母、弟妹と一緒に笑っているか、ファインダーを覗いていた親が笑って撮っただろうと思う写真ばかり です。

どういう気持ちで子供の写真を撮ってくれていたのか、子供の写真を毎日撮っている今ならわかります。それを捨てるのは胸がきゅっとなって痛みました。他のものを捨てるよりも、ずっとずっと精神的に疲れました。

それでも、親と子供たちで一緒に断捨離したのが、アルバムを断捨離できた成功の要だと思っています。どちらか一方が勝手に捨てていたら、いざこざが起きていたかもしれません。そう考えると結局、子供のアルバムは親子の共有財産、なのかもしれません。

アルバムの写真をほとんど捨ててしまったあとの断捨離後の気持ち。

今のところ、アルバムの写真をほとんど処分してしまったことに後悔はありません。むしろ母子ともにアルバムの整理をできたことを、断捨離し終えた今ではよかったなとホッとする思いです。

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